通関士試験の日程は毎年７月上旬に官報に詳細が公告されます

通関士は、主に港湾や税関などでの物品の輸出入におけるさまざまな業務を行う専門家です。

通関士は、物品の輸出入に必要な書類の作成やチェック、輸出入の申告代理・関税額の確認と納付、不服申し立ての代理、税関に対する主張や陳述の代行などの業務を行います。

通関士は、通関業者、運送会社・航空会社・船舶会社、倉庫会社、貿易会社や商社・メーカーなどでの就職が考えられます。
通関士になるには、通関士試験に合格する必要があります。

通関士試験は、国家資格であり、例年の合格率が10～20%と難易度が高めです。
令和４年（第56回）の合格率は17.7%でした。

通関士試験には、「通関業法」、「関税法等」、「通関実務」の3科目があり、それぞれの科目で60点満点中45点以上を獲得する必要があります。

通関士試験の日程は、毎年７月上旬に官報に詳細が公告されます。

受験案内、希望する試験実施地

北海道、新潟県、東京都、宮城県、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、熊本県、沖縄県を管轄する税関

受験願書の提出は、７月下旬から８月上旬に２週間程度受付しています。

試験は例年、10月上旬に行われ、合格発表は11月上旬

受験手数料　 3,000円分の収入印紙

北海道　　　函館税関　　　　
　　　　　　通関業監督官
〒040-8561 函館市海岸町 24-４函館港湾合同庁舎 0138-40-4259

新潟県　　　東京税関
東京都　　　　通関業監督官
〒135-8615 東京都江東区青海２-７-11 東京港湾合同庁舎 03-3599-6316

　　　
宮城県　　　横浜税関　　
神奈川県　　　　通関業監督官
〒23-8401 横浜市中区海岸通１-１　 045-212-6051

静岡県　　　名古屋税関　
愛知県　　　　通関業監督官
〒455-8535 名古屋市港区入船２-３-12 名古屋港湾合同庁舎 052-654-4005

大阪府　　　大阪税関　
　　　　　　通関業監督官
〒552-0021 大阪市港区築港４-10-３　大阪港湾合同庁舎 06-6576-3251

兵庫県　　　神戸税関　　
広島県　　　　通関業監督官
〒650-0041 神戸市中央区新港町 12-１ 078-333-3026

福岡県　　　門司税関　
　　　　　　通関業監督官
〒801-8511　北九州市門司区西海岸１-３-10 門司港湾合同庁舎 050-3530-8371

熊本県　　　長崎税関
　　　　　　通関業監督官
〒850-0862 長崎市出島町１-36 095-828-8628

沖縄県　　　　沖縄地区税関
　　　　　　通関業監督官
〒900-0001 那覇市港町２-11-１那覇港湾合同庁舎 098-862-8658

(1) 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為
替及び外国貿易法（同法第６章に係る部分に限る。）
(2) 通関書類の作成要領その他通関手続の実務
(3) 通関業法

通関士試験は、3科目の試験により実施されていますが、次に該当する方は試験科目の一部免除を受けることができます。

１、通関業者の通関業務又は官庁における関税その他通関に関する事務に従事した期間が通算して15年以上になるとき、試験科目の(1)及び(2)の２科目免除。

２、通関業者の通関業務又は官庁における通関事務に従事した期間が通算して５年以上になるとき試験科目の(2)の１科目免除。

このような場合は免除になりません。
通関業者の通関業務及び官庁の関税に関する事務等の中には、特別の判断を必要としない
機械的事務（例えば、自己の判断を要しない単なるパソコン等への入力事務及びタイプ事務、使送事務、貨物の内容点検業務等)は含まれないことになっています。

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