半夏生(ハンゲショウ)は、夏至から11日目を半夏至「半夏生」で7月1日・2日頃、そのころに花が咲き、葉は白く”化粧”する。暦では太陽が黄道上、夏至点後十度の位置に来る日に註してあります。
半夏生の葉が白くなる理由
花があまりにも地味なので、昆虫を誘うことができない。
2023年6月27日、庭のハンゲショウです。花穂のあるもの、ないものでこのように違っています。花穂がないもの
花穂があるが、まだ葉が白くなっていません。
花穂の横の葉が白くなってきています。
半化粧しているハンゲショウ
本種の花は小さくて、花弁がなく、雄しべ6~7本と雌しべ「花柱の先が3~5裂」だけです。この小さな花が、ひも状の柄に多数つながるようにについています。
花は白色と淡黄色、茎上部の葉の脇から、長さ10~15センチのひも状の花穂(かすい)をたらします
花穂には小さな花が密につく。下部から開花してくると、垂れていた花穂が直立してくる。花に花弁はない。花穂と向かい合う葉は開化の頃に白くなり、結実すると再びもとの緑色葉に戻る。高さは0.6~1メートルくらいになります。
2021年6月21日のハンゲショウです。これではホントに地味ですね。7月2日の半夏生に向けて葉が白く変化していきますが・・・
2021年7月5日になっても半化粧しませんでした。
こちらの半夏生は葉が白くなりました。
そこで、本種は花に近い葉の半分ほどを「半化粧」させて、昆虫たちを引き寄せようとした。
目立たない花の花粉の受け渡しをさせるために白色になるのです。
半夏生が白くならない。なぜ?
蕾がついてもひも状の花穂が出ないと化粧しない。「うちのハンゲショウは白くならない」というのは、植わっている場所が暗めであるか、乾きすぎて蕾がつかないからです。
ハンゲショウは別名 カタシログサ
ドクダミ科 ハンゲショウ属
ドクダミ科なのか、繁殖力があり、ドクダミ同様、抜いた時、においは臭いです。
7月2日、福島県下郷町大内宿で半夏祭り
800年以上の伝統を誇る半夏祭りが古式ゆかしく繰り広げられた。祭りは、後白河天皇の第2皇子高倉以仁王(もちひとおう)の霊を祭った高倉神社の祭礼として行われた。
夏至から数えて11日目に当たる季節の変わりを表す雑節の一つ「半夏生」に合わせて地域住民が行っている。
白装束に黒烏帽子姿の地元の青年らが神輿を担ぎ、五穀豊穣を祈願しながら、かやぶき屋根の続く大内宿を練り歩いた。
ドクダミは異臭が強いが民間薬として利用されている
花は黄色、茎の先端3センチのところに穂状に雄しべ雌しべだけの小さな花を多数つける。花穂の下に白色で花びらに見える4枚は、総苞葉(そうほうよう)と言い、花に近い葉が花弁状に変化したもの。
葉は5センチ位のハート形で、先はとがっている。葉は柔らかく互生する。
日かげゃ湿った場所で普通によく見かけます。高さは20~30センチ。
ドクダミ科 ドクダミ属
クロコスミア 別名ヒオウギズイセン
この花は70年位前にも見ています。古くから日本に帰化しているため、よく目にするそうです。
手入れはしていませんが丈夫で毎年花を咲かせます。
トマト「アイコ」の花
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